FreeNAS9設定(前編)

“FreeNAS-9.1.0-RELEASE-x64”の設定に関してのメモです。

【構成】
 ・192.168.0.1  ←ルーター
 ・192.168.0.10  ←クライアントPC(Windows)
 ・192.168.0.200 ←Linuxサーバー
 ・192.168.0.201 ←FreeNAS

ルーターとLinuxサーバー(CentOS)が既にあり、ファイルサーバー(FreeNAS)には2台のHDDが接続されているものとします。

○設定1
「System」→「Settings」
「Protocol」を「HTTPS」に変更
「Language (Require UI reload)」を「Japanese」に変更
「Timezone」を「Asia/Tokyo」に変更
「Save」をクリック

設定が日本語になったところで必要な項目を設定していきます。プロトコルはHTTPのままでも大丈夫ですが、変更しておいた方が安全でしょう。

○設定2
「アカウント」→「管理者アカウント」→「パスワードの変更」
「新しいパスワード」と「新しいパスワード(確認)」にパスワードを入力
「管理パスワードの変更」をクリック

画面右上のAlertのレッドシグナル(点滅)がグリーンシグナルになればOKです。

20130818_1

○設定3
「ネットワーク」→「インタフェース」→「インタフェースの追加」
「インタフェース名」に「eth0」と入力(名前は例)
「DHCP」はチェックオフ
「IPv4アドレス」に「192.168.0.201」と入力(アドレスは例)
「IPv4ネットマスク」を「/24(255.255.255.0)」に変更
「OK」をクリック

20130818_2

IPアドレスが固定になったところで、新IPアドレスで再アクセスします。

○設定4
「ネットワーク」→「全般設定」
「ホスト名」に「pc-freenas」と入力(名前は例)
「IPv4デフォルトゲートウェイ」に「192.168.0.1」と入力(ルーターのIPアドレス)
「ネームサーバー1」に「192.168.0.200」と入力(LinuxサーバーのIPアドレス)
「ネームサーバー2」に「192.168.0.1」と入力(ルーターのIPアドレス)
「保存」をクリック

20130818_3

ネームサーバー1はLinuxサーバーのIPアドレスを入力しています。LAN内にDNSサーバーが無い場合はルーターのIPアドレスのみでOKです。

○設定5
「システム」→「NTPサーバ」→「NTPサーバの追加」
「アドレス」に「192.168.0.200」と入力(LinuxサーバーのIPアドレス)
デフォルトの3つのNTPサーバを削除し、「OK」をクリック

20130818_4

NTPはLinuxサーバーのIPアドレスを入力しています。LAN内にNTPサーバーが無い場合は設定は不要です。

○設定6
「ストレージ」→「ボリューム」→「ディスクの表示」
ディスクが表示されていればOK。2台のHDDがあるので、それぞれ「ada0」「ada1」と表示されています。「Edit」ボタンをクリックすると編集ウインドウが開きます。

「ストレージ」→「ボリュームの自動インポート」
ZFSでインポートします
「ストレージ」→「ボリューム」→「ZFS Volume Manager」
「Volume Name」に「freenas」と入力(名前は例)
「Encryption」をチェックオンにすると暗号化
「Available disks」の「[+] 1 - 3.0TB(2 drives, show)」の「+」をクリックすると、「Available disks」が「[+] 1 - 3.0TB(no more drives」となる
「Volume layout (Estimated capacity: 2.73TiB)」→「ボリューム」→「ZFS Volume Manager」

20130818_5

今回はZFSを利用しましたが、メモリが少ない場合はZFSは諦めてUFSを利用することになるでしょう。

※もしエラーが出た場合は、一度ディスクを単体でフォーマットし直すと上手くいくことがあります。「ZFS Volume Manager」でHDDを1台だけ選択し、「Stripe」を選んでフォーマット。その後デタッチ。

○設定6-1
「ストレージ」→「ボリューム」に「/mnt/freenas」という項目が追加されます。
「ストレージ」→「ボリューム」→「/mnt/freenas」

20130818_6

以上ここまでは、FreeNASの基本的な設定とストレージ(ZFS)に関しての設定です。ユーザーの設定とCIFSに関しての設定は後編に続きます。

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