精液瘤の手術について(体験メモ)

DailyLife

ここ数年(というかなぜか関東に戻ってから)悩まされていた病状ですが、思い切って手術することにしました。

精液瘤に関しては、Webで検索しても情報がそれほど多くなく、手術までの決断に迷ったこともあったのでメモとして残しておきます。
・診察は「泌尿器科」となります。
・「精液瘤」と「陰嚢水腫」は別の病状らしいです。
・穿刺して液を抜いてもまた溜まるのであれば手術した方が良い。
 →癒着の恐れもあるので穿刺は控えた方がいいとのこと。

激痛が走る…ということはないのですが、希に鈍痛があったり邪魔に感じるので判断が難しいのがこの病状です。
・痛みがなければ放置していても問題なし。
・ピンポン球以上(こぶし大位)に膨れ上がると、外科手術で袋状のもの(?)を取り除かないと無理。

基本的に日帰り手術は不可能なので、入院(2泊~3泊)する必要があります。切開する部位が部位だけに腰痛麻酔が必要とのことです。
(瘤が小さければ日帰り手術も可能らしいですが、基本的には入院対応です)
・電気メスで切除するので、毛細血管からの漏れ(?)は塞がる…らしい。
・ただし手術をしても再発する可能性は僅かながらある…とのこと。

そもそも精液瘤の症例が少ないので、手術経験豊富な医師もあまりいないようです。そりゃ検索しても出てこないわ…。

手術までの流れとしては
・近所のクリニックで検診&手術の相談。
・クリニックで紹介状を書いていただく。
・紹介状を持って病院へ行き、手術の相談。
・手術日が決まったら、術前検査(レントゲンや呼吸機能検査、採血によるエイズ検査など)を行ないます。

手術曜日は(病院次第ですが)決まっているので週末を利用して…というわけにはいかず、社会人であれば有休で対応することになります。

以降入院・手術・退院までの体験メモです。

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◎入院初日(手術前日)
・手術前日に入院。着替え(Tシャツや下着)と歯ブラシ、ボディソープ等のみ所持。
 →パジャマやタオルはレンタルあり(後日支払)。
・手術後は紙おむつ着用なので、手術前日に2枚買っておいてね、とのこと。

入院中
・最初にコロナ検査あり(PCR検査)。
・MRI検査で肺の様子確認(これもコロナ対策)。
・持ち込みの薬があったら提出(薬剤師に確認を取ります)。
・もし薬が欲しかったら看護師に言えばもらえます(使用分は当然後日請求)。
 →頭痛薬の服用が遅れて吐き気をもよおしたので、早めにもらうべきだった…。
・医療ミス防止のため、何かある場合には自分の名前を言う場面が多いです。
 →薬をもらったり手術室に入る前など。

・入浴はシャワー。時間は決まっている。
・手術前の説明が担当医師と麻酔科からあり。
 →術後摘出した精液瘤見たいんですが…と言ってみたら、麻酔で朦朧として記憶無いかもしれませんよ? と言われる (^^;)
・看護師による検温と血圧はだいたい1時間おき(これが退院まで継続)。

・手術前に経口補水液を3本時間をかけて飲む。
・蓄尿袋に尿をためる。一応泌尿器科だから…?

◎入院2日目(手術当日)
手術前
・毎日看護師が変わるのですが、ご丁寧に挨拶に来られる。
・手術前に浣腸(またか…)。

・手術室までは自分で歩いて行きます。自分の名前を言ってから入室。
 →手術台はなんだか温かいウォーターベッド…のような感覚?
・点滴と血圧計を装着後、腰椎麻酔。
 →流石プロ。すぐに足の感覚がなくなるどころか左右で調整可能とか変に感動した (^^;)
・麻酔ガスを3回深呼吸…その後手術が終わるまで記憶無し。

手術後
・1時間弱(50分くらい?)で終了。一応声をかけられて起こされます。
 →痛みは全くなし。本当に寝ている間に終了。
・手術後の摘出された精液瘤を見たかったけど、既に病理検査(?)に提出済み…残念。
 →撮影された写真で確認。7cm大? よく分からん (^^;)
・部屋まではベッドで寝たまま戻ります。
 →尿道カテーテールが入れられているので…。そしてここからが地獄…。

・術後は点滴(6~7種くらい?)を都度変えます。
 →看護師が交換するたびに目が覚めるので熟睡は無理。
・そもそも検温と血圧もだいたい1時間毎にあるので熟睡は無理。

◎入院3日目(手術後)
・夜中に点滴交換。看護師お疲れさまです。
 →手術後は食事無し。点滴で補います。
・採血検査(今年は多いなぁ…鷲巣麻雀みたい)。
・尿道カテーテールが入っているのでめっちゃ痛い。
 →手術後これが一番キツい! 上半身を起こすのも一苦労…というか苦痛。

・ようやく食事が採れる…と思ったのもつかの間、カテーテルが痛くて食事どころではない。
 →立って食べればいいんじゃね?(名案)
・術後1日は様子見。問題なければ翌日退院。
 →基本的に暇。スマホは使えるけど飽きる。Kindle持っていって正解。

◎入院4日目(退院)
・だいたい1時間毎に検温と血圧。熟睡は最後まで無理…。
・自宅での入浴(シャワー)については、ガーゼを患部に多めに当てておけばいい…らしいです。
 →糸は溶けて無くなるので、抜糸の必要はなし。
・午後に無事退院。
 →問題あれば退院は一日延びるとのこと。
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三泊四日の入院・手術でしたが、とにかく熟睡は無理と思った方が良いです。
あと手術後のカテーテル…二度と手術はしたくないので、再発しないことを強く願いました (^^;) いやマジで。

◎追記(4/23)
術後検診では特に問題なし。今回の入院・手術費用を支払いました。
特に一番気になる(検索しても出てこない)精液瘤の手術費用ですが…

入院&手術費用¥76,520(3割負担)

これなら手術して正解でした。カテーテルだけは二度と勘弁願いたいですけどね…。

◎追記(10/1)
約半年経過しましたが、再発は無さそうです。

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